楽しいよ!!クラスでの室内遊びの様子 ~年少・年中~

外遊びでは元気いっぱいな子どもたちの様子をお伝えしていましたが、今回は年少さんと年中さんの部屋の遊びをご紹介します!!

「年少」

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こちらの写真はままごとコーナー。「コーナー」と呼んでいますが、各クラス、様々な室内遊びが「コーナー」に分かれて準備されています。

ままごとは、クラスの子どもたちの遊ぶ様子で、お店屋さんごっこをしていたり、各クラス少しずつ違っているところもあります。

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はばぐみ6月①

ゆきぐみ7月③

 

ご飯を作ったり、お人形の赤ちゃんをお世話したり、ままごとで遊ぶ姿を見ていると、子どもたちは保護者の方の様子を憧れの気持ちを持ってよく見ているんだな~と感じます!!ぬいぐるみの熱を測ってあげる姿も見られますよ。毎日検温をしてもらっている日常の姿がこのようにごっこ遊びで表現されているのが見ていて微笑ましいです(*^-^*)

 

こちらはブロックです。

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ブロックコーナーはクラスが始まった最初から人気コーナーです。一人で落ち着いて何かを作っている姿が多かった初めの頃に比べると、友だちと会話をしながら一緒に作る姿が増えました。また、ブロックと一緒に置いてある車や積み木、人形、恐竜を使って、世界観を持ったものを作れるようになってきています。

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そのような子どもの様子から、例えば恐竜に興味を持つ子が多いクラスは、恐竜のコーナーを準備したりして、子どもたちの遊びがさらに豊かに発展していくように考えています。下の写真は、恐竜の世界の地面シートを担任が準備しました。岩があったり池があったりします。このように一つ具体的にイメージできるものがあるだけで、その場にいる子どもたち同士の遊びのイメージが共有しやすいものになり、友だちとのかかわりが広がるきっかけになったり、落ち着いて遊びこめるきっかけになったりします。会話も増え、言葉の獲得にもつながっています。

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壁には恐竜のイラストを掲示して、子どもたちの興味やイメージを広げる環境設定をしています。

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これは6月の部屋前の展示ですが、このように子どもたちの作品を作るのも、普段の遊びの室内遊びの中に設定しています。

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1学期は、紙をちぎって貼ったり、色を塗ったりする製作コーナーでしたが、最近は少しずつ先生と一緒にはさみを使うことにも挑戦しています!!

この製作コーナーには、道具の使い方を知る、子どもたちが材料を選択する、できあがりまで粘り強く取り組む、完成を喜ぶなど、たくさんの経験がつまっています!!何度も経験していくうちに、「次はもっとこうしたい!!」という工夫することもできるようになっていきます。また、自分の作った作品を通して、物を大切にする気持ちも育んでいきたいな、と思っています。

 

こちらは絵本コーナー。

 

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少人数でゆっくり座って絵本をみたり、少しゆっくりできるスペースです。例えばそこに文字カードを掲示して、文字に興味がある子はそれを見ることもできるようにしているクラスもあります。全ての経験・体得において、子どもたちが自然に遊びの中で興味を持ち、主体的に自発的に興味を広げられるように意識して室内の環境設定をしています。

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ひらがなマグネットで遊んでいる様子です。とっても集中していますよ(^^)

 

 

こちらはダンスコーナー!音楽が流れてダンスを踊ります♪

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手前に座っているのはお客さん(*^-^*)タンバリンやマラカスが用意されていて、音を鳴らしてダンスを盛り上げます!!

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普段の生活の遊びの中で、表現遊びを通して気持ちを解放して遊ぶことで、友だちと一緒にいることを楽しみ、人前に立つことも自然な環境の中で慣れていくこともできます。このような経験は、集団生活の中での友だちへの興味やかかわり方も広げていくことにつながります。

 

このように、各コーナーには担任の様々な視点からの子どもの成長を願いやねらいが込められています。これからも子どもたちと一緒に楽しい室内遊びを考えていきたいと思っています(^^♪

 

「年中」

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年中さんのお部屋でも、ままごとコーナーがあります。ここでは、みんなが集まって何やらパーティーが開かれていました(^^)

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ごっこ遊びでは、表現力・観察力・想像力・言語力・コミュニケーション力などたくさんの力が育ちます。また、役割にルールが生まれ、年中になると、イメージを共有する力が更に備わってきているので、お互いに刺激を受け合いながら遊びを楽しんでいます。子どもたちのやりとりや口調に耳を傾けていると、本当におもしろいです(^^)色々なことをよく観察しているんだな~と感心します(^^)

ごっこ遊びで使う材料は、年中では特に子どもたちのイメージ次第で何にでも見立てられるような見立て遊びを大切にしています。赤いチェーンリングは、トマトにもなるし、梅干しにもなるということです(*^-^*)子どもたちは想像力を生かして楽しんでいます!!

 

こちらは、ブロックコーナー。年少児よりも細かいパーツのものを置いています。

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製作見本のカードもあるので、それと同じように作る子もいれば、自分で思いのままに作る子もいて、その様子は様々。「見て~!!できたよ!!」と見せに来てくれると、「どこがお気に入りなの?」「難しかったのはどの辺?」など、子どもたちからたくさん話が聞けるように問いかけています。すると、みんな自分が作った作品を一生懸命説明してくれます。

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こちらは、できた作品を飾るスペース。子どもたちが何度も作品を見に来る姿もありますよ!頑張って作ったんだな~と、子どもの想いが伝わります(^^♪

製作途中の作品も、ここに置いておいておくと、また次の日に続きができます。

クラスによっては、週末には飾っている作品は解体するというルールを子どもたちと決めているところもあります。(ブロックが足りなくなるので)

その際も、ケンカやもめごとになることなく、片付けができているという姿からも、集団生活における子どもたちの意識の育ちが見られて嬉しく思っています(*^^*)

 

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粘土も子どもたちは大好き!!集中して細かい作品も作れるようになっています。粘土は、ちぎる・丸めるなど、指先の力を使います。指先にはたくさんの神経が集まっていて、脳に直結しています。その為、指先を使う遊びは脳の発達にも良い影響を与えると言われています。粘土で両手を使うことで、利き手とは逆の手を使ってこねたりする動作が脳の普段使わない部分を活性化させるので、どんどん遊んでほしいと思っています。

手首の使い方が柔軟になり、それは、字を書く時の運筆がスムーズになったり、筆圧がしっかりしたりすることにつながります。

遊びながらこのような力が備わっていく粘土遊びや指先を使った遊びは、ゲームやテレビを見ることが増えた今の子どもたちに、特に意識にて取り入れていきたいなと思っています。

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製作コーナーも同じようなねらいを持って設定しています(^^♪子どもたちの様子を見ていると、ものすごい集中力!!どうやって作るのか、真剣に考えてこだわって作っているんだな~と感じます。

 

年中の部屋にも絵本コーナーがあります。

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二人でとっても楽しそう(*^-^*)

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こちらは先生ごっこかな♪

友だちとのかかわりも大切に考えていますが、一人でゆっくり遊ぶ時間も大切にしています。絵本コーナーではこのように、1人や2人の少人数でゆっくり過ごすことができます。ほかにも、パズルやお絵かきなど個人で遊べるコーナーもあります。

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積み木コーナー

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一緒に何かを作ったり、協力して高く積み上げたり、「友だちと一緒に!!」が楽しいね(*^-^*)

年中の子どもたちは、言葉での伝え合いもできるようになってきて、友だちとのかかわりも深まってきています。クラスの中で、話し合って約束事を決めたり、みんなで一つの意見にまとめる、ということにもチャレンジ中です!!そのような時の友だちとのコミュニケーションも、普段の遊びの中でのやり取りから学んでいけるようにと考えています。

 

年少・年中での遊びを通してのたくさんの経験が、年長になった時に自分で主体的に考えて活動できることにつながっていくので、気持ちの面でも身体的な面でもできるだけ色々なことを経験できるようにしていきたいと思っています(^^♪

年長さんの室内遊びについては、またお伝えします(*^-^*)