保育臨床の保育者

美晴幼稚園では 保育者を保育臨床という現場の専門職だと考えています。「保育臨床」は 至極あたりまえのことですが 子どもを命ある存在として大切にし その日々の変化を受け入れ 柔軟にかかわる保育者が子どもと織りなす保育の現場です。

今年の美晴幼稚園は若いリーダーを中心とした若い保育者集団で保育にあたっています。このブログにも書いてきたように その至らなさから厳しく指摘や指導されなければならないことも少なくありません。

しかし 子どもから学び 子どもの実態に寄り添いながら より望ましい状況を 不断のふり返りとささやかな試行(挑戦)で切り拓いています。

その努力はここにきて着実に花開きつつあります。

下のスナップは 玄関の下駄箱ひとつにも工夫をこらし 遠足に出かけるにあたって素朴ですが保育者としての5つのめあてをもつなど みえないところでの努力を重ねられる保育者ばかりです。

今朝 玄関に置き去りにされたリュックを あえて そのままにして(リュックには「そのままにしてください」と添え書きを貼っておいて) 昼食時間に自分で気づき 自分で保育室に運ぶという意図をもちながら保育をすすめていました。お昼の時間にはクラスメイトの応援もあったようですが 自分で…。そのあとは想像にお任せします。

美晴の保育は まだまだ可能性を秘めているし これからもっと子どもの成長の中に かたちとしてあらわれてくると思います。

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