事故防止は小さなことの積み重ね

金曜日 保育者が保育室の電子ピアノの蓋を閉める時に 子どもの指をを誤って挟んでしまい 指先に血豆をつくってしまう という事故がありました。

園長は金曜日の午後は出張していたため 職員会議には出席出来なかったので 幼稚園にもどり事故簿(子どもの傷病や排泄の失敗などについて内容と対応を記述したもの)と職員会議の会議録で職員間でどのような事故検証と再発防止策が話し合われ対策を講じることになったのか確認しましたが 明確な記述がありませんでした。

園長は連休明けの明日の朝礼で直接確認し 不十分なことがあれば職員に具体に指示し励行させます。

保育中 保育者がピアノの蓋などを閉める時に 子どもの手があることに気づかずに あるいは 不意に出された手に対応しきれずに 間違って子どもの手を挟めてしまうことは あり得ることではあります。

しかし ただ「今後は十分気をつけましょう…」という類の注意喚起ではなく 「蓋や戸を閉める時には 一気に閉め切らないで 閉め切る前に一旦止めて確認してから しっかり閉める」とか 「閉め切る前に自らの手を間に入れておいて ゆっくり手や指を抜きながら静かに閉めよう…」とか。保育者や子どもの具体の行動の中に対策を講じなければ 事故の再発は防げません。

職員の意識を進化させることはもとより 具体の行動自体に対策を講じて 確実丁寧に実行を重ねる以外に事故防止はあり得ません。

連休明けの学期末の一週間 職員皆いつもにも増して 注意と意識を高めて保育してゆきます。

【園長 東 重満】