ぶんかくんしょう

今日は文化の日。昨日 幼稚園では帰るまえにホールで文化の日の集会をしました。

逢坂先生から文化の日にちなんだお話を聴いて それぞれの学年グループで制作したおもちゃを代表のお友だちに紹介してもらいました。

年長は「動くシャボン玉」 年中は「ストローを使って飛ばす飛行機」 年少は「ぴょんぴょん跳ねるカエル」…。

文化とはみんなが幸せに暮らすための価値観に基づいた行動様式。

幼稚園では 子どもたちみんなに折り紙で折った紫色のぶんかくんしょうがかけられまいた。

集会では 園長にひときわ大きく金の折り紙で折られたぶんかくんしょうがおくられました。

以前 このブログにも書きましたが 先代の園長時代からのこの「ならわし」にひところは少し違和感を感じていました。しかし 園長に就任して数年が経過し 子どもにとって望ましい保育環境をつくろうとすればするほど運営というか経営が厳しくなる現実に直面して この一年に一度 子どもたちから贈られる「ぶんかくんしょう」がなによりの励みであることがわかりました。きっと先代の園長である父も同じ気持ちだったのだと思います。

集会で「えんちょうせんせいはようちえんにとってどんなひと?」との問いかけに「ようちえんをまもってくれるひと」「ようちえんのことをかんがえてくれるひと」と答えてくれた子どもがいました。

そんな子どもの声は励みでありプレッシャーでもあります。

そう このぶんかくんしょうは 贈り物でもありますが 子どもたちからの激励の象徴。

 

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帰りバスの運転中も 幼稚園に帰ってからもしばらく くんしょうをかけていました。

はずかしさと うれしさと おもさ を感じながら折り紙製の勲章をかけている50歳を過ぎたおじさんの気持ち わかってくれというほうが無理ですよね。

入園受付初日を終えて…

今年は昨日の11月2日が平成28年度の入園受付初日でした。

ホームページのお知らせでも書きましたが 今年も美晴幼稚園への入園を希望してくださる方が多く専願での入園を希望してくださった皆様全員の受付がかなわない結果となってしまいました。

本当に心苦しく申し訳ないのですが 美晴幼稚園の保育を実践してゆくには どうしても100名という園児数をこえることができません。

来年度からはクラス編成なども見直しながらより充実した保育環境にしてゆくため準備を進め 保育職員(教諭)も1名増員し13名の体制になりますが 大きく園児数を増やすわけにはいかないのです…。

美晴幼稚園の保育職員は全員専任(常勤)の教諭です(パートや非常勤職員はいません)。園長や事務長バスの運転手を含めて 全員がすべての子どもと保護者を理解した中で保育を営むには どうしても様々な条件がそろっていなければできないのです。

しかし そのようなことがあったとしても 美晴幼稚園への入園を希望される皆様全員を受け入れることがかなわないため 限られた情報のもと入園の可否の判断をすることは まさに断腸の思いであることはご理解いただきたいと思います。

今年は 一人でも多くお子様の入園をお受けする為 来年4月までの間に お引越しなどでの異動があり減員することも勘案して昨日の受付人数を設定させていただきました。

年少38名 年中38名 年長31名 計107名(利用定員の120%未満の上限)。

年長への進級児が例年より少なかったため 年少は受入可能な範囲ギリギリの人数設定とさせていただきました。その為 平成29年度の入園受付では年中からの入園受付は兄弟姉妹関係のみで一般での受付は実施できないかも知れません。

希望をかなえられなかった皆様がいた事実を重く受けとめると共に深くお詫びいたします。

園長 東 重満