ききょう 陶芸教室へ

 

例年9月に多い台風が、今年は少なく秋晴れの心地よさを味わう日が続いていましたが、この週末、台風14号の接近で少し気分も下がる思いでした。というのも、今日はききょう塾の秋の遠足を予定していたからなのです。60年前の今日は東京オリンピックが開催され、それを記念して体育の日が10月10日と長年決まっていました。この日は、比較的、晴天になることが多いのですが…残念です。

3月に予定していた学年末遠足や春の遠足、夏のお泊りとコロナウイルス流行のため、行事が全て中止でしたので、今回の遠足は中止になったときの子どもの心理を考えギリギリまで子どもたちには知らせず、宇治市内の発生状況に目を配りつつ、直前に行うことを決めたのでした。

少しずつ進路が南へと移っていく天気予報の画面を見ながら、胸をなでおろし、中止にならずに済んだことを神様に感謝し、いざ志津川陶芸教室へ出発!!

1年生にとっては、初めての経験ですが、2・3年生は昨年、信楽へ行って「スカーレット」の主人公のように信楽焼も作っているので「今年は〇〇作るねん」と行く前から想像力を働かせています。

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いざ、作り始めると1年生も、教室の先生が説明を始められると誰もしゃべる子どもがおらず、先生の手元を食い入るように見つめながら話を聞く姿勢に驚きました。作りたい動物の写真を持ってきている子どもや、コロナを記念して(?)マスク型のお皿を作ると決めていた子、様々な思いが表現された作品ができました。

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昨年とは違い今年は、釉薬の種類が豊富ですので、仕上げに色選びの楽しみもあったのでした。

さてさて、1か月後、どのような作品ができあがってくるのか楽しみです。この“待つ”という楽しみは、とても大切なものだと思います。昭和世代の私は、カメラで撮った写真もできあがってくるまでワクワクしながら待っていた記憶がありますし、その当日まで、長い時間心待ちにするので、楽しさも倍増、思い出も深くなるのだと思います。

幼稚園時代の遠足も、黒板に“遠足まであと〇日”と書いて子どもに知らせていたように、“あと〇日寝たらいい”という経験をたくさんさせてあげたいものです。

今回のききょうの遠足では、事前にそれができなかったのが、非常に悲しく、なんていう非日常なのだと痛感したのでした。昭和な私はいつも「♪なんでもないようなことが~幸せだったと思う~」と、懐かしいメロディーが頭に流れるのですが、毎日の何でもない時間を大切にしなさいと神様に言われているように思ったのでした。

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Maikka