ECEQ公開保育を終えて…
先週の6日水曜日に、ECEQ公開保育を行いました!なかなか耳慣れない言葉ですね。
ECEQとは… Early Childhood Education Quality Cystem の頭文字をとってECEQ(イーセック)です。
普段の保育を他園の複数の保育者が見学し、公開保育の参加者とECEQ実施園の保育者とが意見交換しながら、自分たちだけではわからなかった自園の良さや課題を見つけていく機会が持てるのです。ECEQを実施することによって、教育活動におけるPDCAサイクルが機能するようになり、教育の改善につながることが期待されます。
広野幼稚園では、ISO9001という国際標準機構による品質マネジメントの規格にのっとりPDCAを回していますので、そのような取り組みは大好きです。早速、手をあげて公開保育をさせていただくことにしました。
取り組み開始は、4月にさかのぼります。コーディネーターの先生をお招きし、広野幼稚園の良いと思うところや大切にしているところ、好きな保育、誇れるところなどを話し合いました。その後、できていないことや課題、課題だと感じているのに取り組めない理由を考えていきました。次に実際に具体的に取り組んでしていくことや目指していきたいものを話し合い、園内でのコミュニケーションを図ったのでした。
それからは、広野幼稚園らしく教育要領に基づいた領域別カリキュラムに沿った保育を行うこと、作品展前だけれど造形ばかりに偏らず万遍なく保育を行うことを軸として当日の保育にあたる準備に取り掛かりました。
夏休みには、実際に行う保育に向けて、各自、担当する領域の研究をし、当日のデイリーを計画立てたり、運動会が終わってからは、クラスの様子を踏まえ、当日に参観に来てくださる先生方への問いづくりをしたり少しずつ準備をして当日を迎えたのでした。
当日、広野幼稚園を見守ってくれているかのごとく秋晴れに、先生たちの心も晴れ晴れです。
参観時間や午後の分科会の時間の確保で、通常よりも降園時間が遅くなりましたが、子どもたちは集中力を切らすことなくいつも通りに楽しんで過ごしてくれました。多くの参観の方たちにも自然な姿をお見せできたことと思います。
学年ごとに分かれて午前中の保育を振り返り、各担任が抱えている保育上の思いを伝えて今後の保育に生かすアドバイスなどもいただけました。
また、普段、自分たちでは気づいていない広野幼稚園の良さを改めてご指摘いただき、保育の方向性について考える時間も持てました。
このECEQ公開保育を通して、担任の先生は良い刺激を受け、一回り大きくなったことと思います。最後の全大会で発表をしている担任を見て誇らしく思いました。
今週末はいよいよ作品展です。行事が続いていますが、先生たちは子どもたちのために明日もがんばります。
最後になりましたが、保護者の皆さま、通常と違うスケジュールにご協力いただきありがとうございました。
お忙しいなか、広野幼稚園のコーディネーターをつとめてくださった泉山幼稚園の熊谷先生、嵯峨幼稚園の藤本先生、亀岡のひかり幼稚園の大橋先生、大阪のひかり幼稚園の平林先生、良いECEQ公開保育ができました。お世話になり心より感謝いたします。
Maikka
2019年11月11日 7:23 PM | カテゴリー:幼稚園の日常 | 投稿者名:フリー