大型のポリ容器の蓋に穴を開けると?

 

年を取ってくると重量物の運搬が苦手になって参ります。そこで、いろいろと手を抜くことを考えます。人生の下り坂を歩んでいる人間だからこそできることかもしれません。

ある日のこと、水をよく食うアジサイに水やりをしていました。水道のカランと草花類がかなり離れており、そのため、長いホースを使っているのですが、準備や後片付けに時間がかかります。そこで、このホースをそのままにしておけば良いのではないかと思ったのでした。

長いホースを建物沿いの溝に這わせ、その先端に大型のポリバケツを置き、水瓶の代用としたのでした。ところが、小さな子どもたちをお預かりしている幼稚園ですので、ここへの転落の危険性に心しなければなりません。

そこで、この容器に蓋をしたのです。蓋をすれば、ホースで水を入れることもできなければ、草花に水をやることもできないじゃないかと言われそうですが、この容器の蓋にホースが通る穴を開けたのが味噌です。

この蓋にホースを通すと、蓋がある種の重しとなり、ほとんど、動きません。予想以上の出来です。離れているところの水道のカランを開け、頃合いを見計らって閉めますと、大型のポリバケツは万杯になっているという訳です。

そこで、おもむろに蓋を開け、溜まっている水をジョウロに汲み取り、そこから、草花に水をやります。すると、ほとんど水をロスすることなしに喉を乾かしている草花たちにやることができます。

 

s-DSC03088     s-DSC03089

小さな改善に大きな自己満足を覚えています。

自称 保育バカ