☆ “お地蔵さんの祠(ほこら)を希望者に”という話

“お地蔵さんの祠(ほこら)を希望者に無償であげましょう”という記事が京都新聞に載ったのは、水曜日のことでした。出勤して早々、この記事が自分の目に飛び込んで来たのでした。

 

さっそく(1秒後)飛びつきました。この情報の出所及び制作者は、当園とは少々ご縁があったからでした。と言いますのは、今春に園内のピロティーに入荷した京都市電の模型(チンチン電車)はここで作られ、紆余曲折の末、広野幼稚園の子どもたちの遊び遊具の一つとなっていたからでした。

 

また、話は少し違うのですが、広野幼稚園内には、杉村孝氏作(著名な石地蔵作家)のお地蔵さんが2体、路頭に迷ってられます。このお地蔵さんの仲間の多くは、京都市内は南禅寺の山門の前にある牧護庵に、わらべ地蔵として安置されているのです。

 

かなりの昔、子どもたちの守り神であり、その“ほほ笑み”に魅了された自分が、そのお地蔵さん一体を購入させていただいたのでした。その数カ月後、購入した一体の他に、もう一体、合わせて2体を杉村氏自身が直々ご持参いただいたのです。

 

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このお地蔵さんには、魂を入れず、子どもたちが絵を描くときなどには、自由に持ち運びしています。その結果、遺産として、何枚かの絵も残されています。とは言え、この(苔むしつつある)立派なお地蔵さんをいつまでも現状のままにしておくのもいかがかと時折悩むこともありましたので、渡りに船と、出勤していた何人かの先生方のお手を借りて、電話・メールなどで、京都建築学校やその指導者たちにコンタクトをとり“ぜひに”と懇願したのでした。

 

ところが、8月の半ばのお盆、20日過ぎの地蔵盆を控えている京都市内では、応募者が多く、抽選との返事でした。なかなか、当たらないとは思いますが、考えられる手立てはすべて講じての結果待ちですので、静かに“結果オーライ”であることを期待しています。

 

自称 保育バカ