23年間の問題点が解決!(クサビを活用、クサビって?)

クサビって何でしょうか。クサビは森林などに生えている大きな木を切り出すとき、単にノコギリで切っているだけでは、切っているノコギリやチェンソーに荷(重さ)がかかり、にっちもさっちもいかなくなるので、あらかじめ所持していた三角形上の木片を、ノコギリ目の跡に差し込み、木がノコギリを操作しているのと反対側に倒れるようにする補助材(?)です。

今まで読んでいただいた方、ありがとうございます。こんな難解な文を冒頭に持って来なくてもと思うのですが、このクサビが23年以上も解決できなかった問題点を、いとも簡単に解決してくれそうなのです。

23年とは、阪神大震災が起こってからの年月の経過です。この大震災では、重量のあるピアノなども動き回ったという話が伝わっています。まして、キャスターなどのついているボックスなどはいとも簡単に移動したことでしょう。

幼稚園や保育所には、キャスターのついた備品がそれなりにあります。地震などの災害時にこれらが移動しては、大変です。“人間とは忘却するものである”とか、“リスクは隠れたがる”とよく言われますが、真実、そう思います。幼稚園や保育所で、キャスター付きの備品でコーナー遊びなどの場をつくることはあることですが、もしも、地震が起こり、それらが走り回ったらどうなるのでしょうか。

時折、来園される業者と話しているときのこと、どうしたはずみか、クサビに類する話になりました。そこで、イメージできたことは、当園のキャスター付きの備品などのすべてに、クサビで止めるという考えを導入したらどうかということを思ったのでした。

さらに、イメージを広げますと、三角形の積み木がクサビであることに気づきました。そうして今、この原稿を書いている際に思い出したのは、坂道で車を止める際、車止めを置くではないかと思ったのでした。“下種の知恵は後から”と言いますが、こんな簡単なことが今まで分からなかったかと恥じ入るばかりです。

自称 保育バカ