やった!思わぬ拾い物

 

作品展を前にした水曜日の午後、城南地区の幼稚園の先生方が集まって幼児の絵について勉強する会が、堀池幼稚園において行われました。各担任方は忙しいので、自分が代表して出席しようとしていたところ、自らS先生とY先生が同行を希望され、三人でうかがうことになったのでした。

予想に反して、思わぬ掘り出し物がたくさんあった研修会でした。以下、箇条書きにしたいと思います。

1 広野幼稚園では絵の具の混色は“あおくんときいろちゃん”という絵本からスタートすることが多いのですが、この基本ラインは変わらずとも、混色する方法論が違ったことにカルチャーショックを受けました。具体的に言いますと、広野では、担任が青の絵の具と黄色の絵の具を溶いて子どもたちの手のひらなどに渡すのですが、この講師のやり方は、青の絵の具を子どもの右手に、黄色の絵の具を左手に渡し、子ども自らが自分の手のひらの中で混ぜ合わせるというものです。

なるほど、これなら子ども一人ひとりが、“青を多く”とか“黄色を多く”など、自分の好みを要求することができます。必然的に、表現される色も画一的ではなく、かなり変化に富んだ色彩が生まれるであろうということです。

2 “描き顔”を指定されることが多いのかなという思いを受けました。これは以前から広野でもやっていることですが“(描くことに)悩んでいる子どもに対して”というところが、少し違うかなと思いました。

3 描きはじめは細く、次第に太く描くという筆を使っての指導は、必要かなと思いました。このことが“丁寧に描く”ということにつながるのではないかと思ったのでした。

4 絵の具を含んだ筆を持って移動するときは、“筆を横にすれば”と言われました。簡単に聞き逃すところでしょうが、トイレの手洗い後、エアーシャワーまで移動する際に、子どもたちの手から水がしたたり落ちるということに悩んでいましたので、“あっなるほど、こうして移動すればよいのか”と感心したのでした。さっそく、取り入れます。                                                      保育バカ