2月2016

思わぬ掘り出し物が・・・。

音楽会当日の朝、思いも掛けない大きな掘り出し物がありました。それは、京都文教短期大学児童教育学科音楽研究室が編纂された“みんなで選んだこどものうた”という、幼児期に歌うのが望ましいと思われる曲を集めた歌曲集です。

この発見に先立ち、土曜日直の方々(3人)が広野幼稚園に伝わる昔からの音楽の指導書を改めてリスト化していたのでした。ラッキーなことでした。その一覧表を見ると、“京都文教短期大学児童教育学科音楽研究室”が(昭和55年より前に)編纂されたという一冊の本が、あったのでした。この本の奥付には“第5刷”と書いてありますので、恐らくは第1版は昭和40年代に発刊されていたのでしょう。また、単価の記載はありませんので、恐らくは、学内の学生たちの教育のために作られたものでしょうか。それでも、出版社名は河合楽器製作所・出版部とあり、念の入ったことに、社団法人JASRAC(日本音楽著作権協会)のシールまで貼ってあります。今となれば大変貴重な本です。

当園には、この大学のこの学科の卒業生は、今もかなりの数が在籍しています。過去にも何十人かの卒業生が勤務してくれたことでしょう。ところが、この本について当園で話し合われたことはおそらく一度もなかったのではないでしょうか。

この学校の卒業生に今もこの本が使われているかということを尋ねますと、「まったくぞんじません」ということです。いつの時代からか、この本はこの学校でも貴重品扱いになっているのでしょう。

どのような経過をたどって、この本がこの園にあるかは分かりませんが、おそらくは、昔の卒業生で当園に勤務してくれた誰かが持ち帰るのを忘れたのではないでしょうか。今となっては探す当てもありません。

遅くなりましたが、“何が凄いか”と言いますと、選ばれた196曲が、テーマ別に季節毎に並べられたり、あいうえお順に並べられたりしているだけではなく、(このようなことはパソコンのエクセルを使えば簡単なことですが)歌い出し順に並べてあったり、その歌のコードや拍子、音域までが記されているのです。

日常の保育に追われて忙しい保育者だけではなく、子どもたちが歌ううたを根本的に見直したいという日本中の幼稚園・保育園にとってどれほどありがたいことかと改めてこの編纂にかかわられた先人たちに、尊敬と敬慕の念を捧げたいと思います。

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自称 保育バカ

 

よく頑張りました♪♪

2月20日は、待ちに待った音楽発表会!

本番でお母さんやお父さんにかっこいい姿を見てもらおうと、1月から歌や担当の楽器で合奏に励んでいました。

毎日、お部屋や講堂で練習を積み重ねてきた子どもたち。

本番では、成功した子ども、少し失敗してしまった子ども、様々だとは思いますが100パーセントの力で頑張ってくれたことだと思います。

いつもとは違う大きなホールで発表し、たくさん緊張したかもしれませんが、どのクラスも先生の指揮を見て歌を歌い、合奏も立派に演奏できていました。

本当によく頑張りました♪

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そんな子どもたちは、今日も元気いっぱい登園してきてくれました。

れんげ組のお部屋では「今日、何する?」と問いかけると、「お歌がいい!」と迷わず答えてくれた子どもたち。

とても嬉しい気持ちになりました。

このまま音楽好きの子どもに育っていってくれたら幸いです。

 

ベルちゃんのともだち

 

 

年中 学年終了遠足

今日、年中児は学年終了遠足として、銀河鉄道さんによる「三匹のこぶた」と「金のガチョウ」の人形劇を見に行ってきました。

子どもたちは「人形劇まであと〇〇日♪」と以前からとても楽しみにしていました。

文化センターに到着し座席に座ると、ドキドキワクワクで待ちきれないという様子。

しばらくしてアナウンスが入った後、曲が流れて幕が開きました。みんなからは拍手喝采!子どもたちはもう夢中です♪

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園でも以前から絵本の読み聞かせをしていたので、お話の内容をわかっていた分、人形劇にも入り込めたようです。

歌が流れると手拍子をしたり、思い切り笑ったり、笑顔がいっぱいの楽しい時間を過ごすことができました♪♪

今日は風が強くてとても寒かったので、残念ながら太陽が丘に行かずに幼稚園に帰ってお弁当を食べることになりましたが、その代わり今日は年中全クラス講堂に上がって食べることになりました!そこへ年長のお友達が音楽発表会の練習に来て、きれいな歌や迫力のある合奏を見ながらの昼食でした。いつもと違う、少し特別な昼食の時間を過ごすことができ、子どもたちもとても楽しそうでした♪

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年中最後の遠足が、子どもたちの心に残る遠足になれば嬉しいなと思います!!!

はらぺこ

もう五日寝ると・・・

「後5回寝たら発表会やねんで」と子どもから聞き、クラスの先生やお友達と気持ちが盛り上がっているんだなあとほのぼのしました。

そんななか、今日は、朝から園内で音楽発表会の予行練習を行いました。お持ち帰りいただいたプログラム通り、いちご組から順番に講堂に上がり、年少、年中、年長と実際に演奏しました。

今まではお互いに感じたことを会議で話し合っていたのですが、今年からは、その様子をビデオに撮り、子どもたちが降園した後に見ながら反省会を行いました。

「この部分の歌詞をもう少しはっきりさせよう」「出だしの伴奏はもう少し長い方が子どもたち、わかりやすいかも」

お互いのクラスの様子や担任自身の動きを客観的に見ることができ、また、その場にはいなかった他学年の先生同士からも、見ながら助言ができますので、具体的な意見交流ができました。

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子どもたちだけでなく、お家の方も楽しみにされている音楽発表会。素敵な音楽を通してお子様の1年の成長がお伝えできますように。。。

 

Maikka

 

かいが展が終わり・・・

バレンタインデーも終わり、デパートやスーパーの特設会場も静寂が訪れていることでしょう。

2週間前まで高島屋さんのその会場の隣りで「京都府私立幼稚園 かいが展」が開催されていました。

当園からは、川上先生や定村先生が、その運営にご尽力いただきました。

私は別の研修後、足早にしか見せていただくことができなかったので、残念に思い、

その後HPを開いてみると…昨年度の「かいが展 全作品を表示」の文字が…。

1149もある全ての作品が居ながらにして見ることができるのです。

その上、幼稚園地区別、幼稚園名、園児年齢別の検索までできます。

今、園では園長先生のご提案により保育に役立つ、生かせるデータ化に取り組んでいますので

たくさんの絵を見て勉強する機会がまたひとつ増えたことを嬉しく思いました。

幸運なことにその翌日、絵画指導の羅針盤的存在として長年お世話になっている

奥山先生が来園してくださいましたので、ごらんいただくと「絵を見れば保育がわかる。子どもの育ちが把握できる」と。

「広野の子どもは幸せやわぁ」と。

先生がどんなふうに子どもと関わっているか、子どもの発達、成長を手助けしているか、

そして子ども自身が活動に+αをしてどれだけ楽しめているか、全て“絵”に表れているとのことでした。

こんな嬉しいお言葉をちょうだいしたので、ぜひ保護者の皆さまにもご報告したいと思った次第です。

どれどれ…と思われた方、「京都府私立幼稚園 かいが展」と検索してみてくださいね。

そして、私立幼稚園連盟さま、ありがとうございました。感謝いたします。

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乗り気コラム

岡崎公園(平安神宮前)の京都市内の保育園の絵画展へ

この日は一日、趣味的仕事をしようと予定していたのですが、朝の京都新聞の市民版に、岡崎のみやこメッセで、おもちゃで遊べるコーナーや園児が描いた絵画展が開催されているという記事が目に入りました。中でも木の棒で作った“簡易迷路”が人気を集めたと書いてありました。

迷路好きでふだんからパソコンのエクセルなどを使って簡単に作れないかと模索している自分としては、百聞は一見に如かずと、せねばならない仕事を後回しにして、出掛けることにしたのでした。

くるまで行くのは“やぼ”と、市バスを使います。京都市が今盛んに口にしている“歩く町、京都”に協力しようというものです。

ところが、期待に反して、迷路は想像しているよりも立派でした。立派というより、手間がかかっていて、こちらが考えているような簡易なものではありませんでした。改めて、保育園が行うイベントの(保育士たちの)動員力に敬意を表しました。

久し振りにうかがった絵画展では、やはり、保育園間の保育のレベル差が目を引きました。名前の知らない保育園が多数あったのは時代の流れではありましょうが、ただ、施設だけを作っても、子どもの育ちという点から考えれば、そこに通う子どもたちや保護者は幸せなのだろうかと一縷の疑問も感じました。もう一・二歩の保育内容の向上を心掛けてほしいと思いました。

とは言いましても、昔から自分がマークしているTO保育園とか、TSU保育園などの絵は何か心を打たれるものがありました。

広野幼稚園もこれらの園の活力を取り込んで、ますます、望ましい保育とは何かを目指して努力していこうと心を新たにしています。

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園長

エンゼルハウスで園児の演奏を!

金曜日の午後7時過ぎ、家にたどりつきますと、同じガレージに止めてあるはずのある園の通園バスが止まっていません。“あっ”と声に出さない声を出したのでした。

何かと言えば、この翌日は、この園の音楽会に違いないと思ったからです。毎年のことですが、各幼稚園・保育園で発表会もしくは音楽会が行われます。自分にとって2月は、いろいろな幼稚園・保育園の実力をうかがう、絶好のチャンスです。熱と意気さえあれば、今でも、各幼稚園・保育園の発表会や音楽会を拝見することは可能です。この積み重ねが各園各園の保育の底力となっていくのです。

翌朝は午前9時前、歩いて10分足らずの北野下の森のエンゼルハウスに出掛けます。千本中立売を越えしばらく歩くと、吉川英二作で有名な昔の剣豪、宮本武蔵と京の剣の道場、吉岡一門の決闘の跡地に建っているとも言えるのがエンゼルハウスです。

9時30分、開場らしいのですが、少し待たされ過ぎではないかと思い始めたころ、各年齢ごとに入場が始まりました。遠慮しつつ、保護者の一番後から入場します。会場は700席ほどほぼ満席です。

0歳児、1歳児は、ほとんど、先生たちの演技とも思える一生懸命な指導、2歳児になりますと、どこの園でも同じでしょうが、率先して演ずる園児も出てきます。

昔から伝わる制服を着用した3歳以上児は、きりっとしたように感じられます。演奏は、リズム合奏でしたが、ぴりっとしていて、さすが、市内でも伝統ある園だなと思いました。

4歳児・5歳児では、ソプラノメロディオンから、ティンパニーまで立派な楽器を揃えた合奏は、シンコペーテッド・クロック、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、広野幼稚園も顔負けしそうな大曲です。これらの曲を子どもたちは見事に演奏しました。日ごろの地道な努力が身を結んだのでしょう。

おめでとうございます。

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園長

 

カーテンの改善

先日、講堂の暗幕(カーテン)にも、改善がされました。

どのような改善かと言うと、皆さんもご存じのように誕生会では、暗幕で講堂を暗くして

DVDを見たり、月によってはイルミネーションをして、夜を演出することがあります。

この時、暗幕と窓の間に隙間ができ、外の光が入ってしまうことがよくあるので

この度、K先生が考えてくださいました。

窓枠にネジを取り付け、暗幕にひもを付け、そのひもをネジに巻きつけて隙間を

作らないようにするという手はずです。

K先生高所での作業ありがとうございました。

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思い出の架け橋

先日、造園業者の方がいちご組北側の広場、かしの木が植えてあるところに

大きな石を並べてくださいました。

石は小さいショベルカーで、東の小門より運び込まれ、今までは土が盛ってあっただけの

かしの木の周りをカッコよく囲んでくださいました。

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そして今日、石組をしてくださり、大変きれいに仕上げてくださいました。

それというのもこの度、園長先生の御親戚のお宅で石垣をはずされたため

この石を譲っていただいたのです。

この石は園長先生にとっても、大変思い出深い石であったそうです。

思い出の詰まったこの石たちも、今度は広野幼稚園で子どもたちと共に過ごすことになりました。

これも一つの縁ですね。

昔の方から受け継いだ思い出の物を、次の世代へとつなげることも、私たちの大切な役目ではないでしょうか。

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グーちゃんママ

 

 

 

 

メンテナンス終了!

11月末から人工芝にある回転遊具に不備が見つかり、業者と相談してしばらく使用禁止にしていました。

ハンドル部分の円盤が外れていたのを直し、他に故障などはないか点検していただきました。

渡辺さんが遊具を吊り上げ、底のタイヤ部分もスムーズに動くかしっかり見てくださったり、長年の使用頻度により色が剥げていたのもペンキを塗ってくださったりして、すっかりリフレッシュです。

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直った遊具を見つけた子どもたちが、さっそく遊び始め、楽しんでいました。

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安全な遊具で楽しい園生活を過ごせるよう、点検は大切にしていきたいですね。

Maikka