11月2015

歩いて、きぬかけの道から嵐山へ

一本の木に宿る朝露が雲間から注ぐ太陽の光を浴びて美しく光る光景を

見つめる時間も大切にしたいと、家を出る時間を遅くしました。

この日は、京都の名勝の一つ、嵐山に最近できた料理のミニチュアーを売る店が

できたということで、一度は訪問せねばということで出掛けたのでした。

 

まっすぐ出掛けてもおもしろくも何もないということで、めったに乗らない

北行きの市バス50番に乗り、北野神社、平野神社、わら天神などを通り、

終点の立命館大学の衣笠学舎(堂本印象館前)で下車したのは11時も回っていました。

 

下車して、少しゆるやかな道を登りおりしますと、石庭で有名な竜安寺、

小ぶりな桜の仁和寺です。五重の塔横目にどんどん西へ歩きます。

来年で4回目を迎える京都マラソンのコースを逆回りに歩いていることになります。

 

鳴滝を越え、宇多野へ。桜守として有名な佐野藤右衛門さん宅かとお見受けする

庭石置き場などを通り過ぎますと、広沢池です。年末恒例の池の水を抜いて

行われる鯉などのつかみ取りは、12月8日の土曜日らしいです。

 

左手に佛大付属幼稚園を見ながら、観光する車は通らない広沢池の西側を

北上し、池に浮かぶ中秋の名月をイメージします。取り敢えずの行き先は大覚寺。

いつもは表門から出入りしますが、今日は裏口からの侵入です。

 

大覚寺が所有されている大沢池の北方に、百人一首(滝の音は絶えて久しくなりぬれど

なこそ流れてなおきこえけれ)などで有名な“なこその滝”があります。

若い時は、自動車で行き来することが多かったので、この辺までは

なかなか足が向かなかったところです。

 

大覚寺から渡月橋までの道は、思い出深いという方が多いのではないでしょうか。

ところが自分にとっては、とっても苦い思い出の地です。

 

その理由は、高校時代、出身校のクラス対抗駅伝に駆り出され、大覚寺から

渡月橋までの往復を走ったのでした。渡月橋までは下りでよいのですが、

帰りは登り、のんきに歩いている方には分からないでしょうが、練習もせず

走ったものにとっては地獄に近い道でした。

 

園長

皆さまに感謝

降水確率80%で、残念なことに年長児の音楽フェスティバル出場が

中止になった11月14日土曜日、京都テレサホールに広野幼稚園から

3名の職員が向かいました。この日は第63回京都府私立幼稚園研修大会が

「子どもの今に寄り添い、子どもと未来を築く」というテーマで開催されていたからです。

 

開会式に続き式典では知事表彰・連盟永年勤続表彰が行われ当園の主任である

川上先生が20年以上の部で、関先生と私(木村)が10年以上の部で表彰していただきました。

ただただ、園長先生をはじめ職員、保護者の皆さま、園児の皆さん

そして家族に感謝しております。皆さまに支えていただいたお陰でこの日を

迎えることができました。ありがとうございました。

そして感謝の気持ちを胸にこれからも日々精進していきたいと思っています。

 

式典の中でいただいたお祝いの言葉が深く心に残っていますので皆さまにも

ご紹介させていただきます。

 

私たち大人は子どもたちに「素直」であってほしいと願っています。

というか求めていますよね。ところが!ご両親も先生達も・・・

子どもを取りまく大人もすなおであってほしいという言葉をいただいたのです。

「す」はすごい!素敵!「な」はなるほど!「お」はおぉー!です。

子どもの話をこの「すなお」で聞いてあげてくださいとのこと。

これは即実行しましょう。簡単なようで中々難しいと思いますが周りの大人が

意識するだけできっと子どもの笑顔が増えますよね。

 

その後は広島大学の中坪先生による

「子どもの自律的問題解決を育む保護者の専門性」と題した講演を拝聴し、

とても勉強になりました。

 

これからの保育に少しずつ活かし、子どもを信じ見守ることが上手な先生に

なりたいと想いを熱くいたしました。

お世話いただいた京都府私立幼稚園連盟さまありがとうございました。

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乗り気コラム

後の○○が先になり・・・

○○の中には、確か動物名が入ると思うのですが、

不覚にして思い出せませんでしたので、○○といたしました。

 

広野幼稚園では先輩の子どもたちが残してくれたいろいろな記録は、

倉庫に積み上げておかず、後輩の子どもたちの保育のために

役立たせようという強い意志を持っています。このところ、

のブログに何度か登場した子どもの言葉や行動もそうですし、また、

パネルにしたり、画集にしたりして残している子どもたちの絵もしかりです。

 

この理念のもと、作品展を前にして、一つのビッグデータを

作り上げようとしました。そのビッグデータとは、当幼稚園の

ホームページの“子どもたちの絵”というボタンをクリックされると

見ていただける、年長児・年中児の誕生者の絵の再活用です。

これらを、ホームページからエクセルに取り込み、

その横にテーマ名を入力するとともに、そのまた横にジャンル欄を

設けたのです。

 

このフォームを取りますと、平成27年度の在籍した年中児のある

クラスの子どもたちが動物園に行って象の絵を描こうとしましょう。

そのとき、平成26年度や25年度に動物園に行った先輩の子どもたちが

残した象の絵をすぐにパソコン上で拾いだし、検討・研究することが

可能となったのでした。

 

それだけでなく、お話の絵としての“ぐるんぱのようちえん”という

テーマの作品でも、その横のジャンル欄に“象”というキーワードを

入れておけば、簡単に引き出すことができます。

 

その間、たった10日間ちょっと、職員室にいる1年目の先生たちが

がんばってつくりあげてくれました。思いますに、今の考え方を

続けていけば、今後も、蓄積されている数多くの貴重なデーターは、

パソコンの進歩とともに、いろいろな方面で在籍する保育者たちの

保育力を伸ばしていってくれることでしょう。

 

それにしても、自分が1年近く整理・整頓している“子どもたちの言葉や行動”

に比べ、あまりにも短い期間で、有益な書類ができたことに、

喜びの反面、心理的疲れが増した感じがしています。

 

自称 保育バカ

新しい歯ブラシは?

広野幼稚園には比較的いろいろな情報が数多く入ってきます。

それは、新聞であったり、ラジオであったり、テレビであったりする訳ですが、

今回はテレビからのニュースです。

 

朝の出勤前、NHKのまちかど情報室という番組を見るのを常としているのですが、

久し振りにおもしろい商品の紹介がありました。それは、子ども用歯ブラシです。

 

特に、年齢の低い子どもにとって、歯磨きは“意外と”というより、

かなり以上に難しいものです。先年の歯ブラシを喉(のど)に突き刺し

死亡した子どもの例を持ち出すまでもなく、気楽に口にくわえながら

歩き回るということもしばしばあります。ネットのデーターによれば

前年度には、43件の事故が発生しているようです。

 

私たちとしても、前以て注意し、見かけるたびに反省を促しても、

あまり効果的でなく、また特に厳しく指導することでもないと思いますので、

注意が上滑りしているかも知れません。

 

持って回った言い方になりましたが、紹介されたこの歯ブラシは、

柄の先端のブラシ部分から柄の中ほどにかけての素材が、柔軟的なのです。

言わば、中ほどで“くにゃ”と曲がるのです。多分、シリコーンで

できているのでしょう。そのため、口の中ではまっすぐ喉(のど)に

向かうのではなく、必然的に折れ曲がり、思いのほか、

歯がきれいに磨けるという優れもののようです。

 

さっそく、ネットで確認し、発注した次第です。入荷次第、写真を

追加したいと思っています。もちろん、よければ、改めて次年度からは

この商品の購入をお奨めしたいと思っています。

 

自称 保育バカ

突然の訪問者は・・・

今日子どもたちが帰った後、保育室に「こんにちは」と突然訪れてきてくれた方がいました。

それは、卒園児のAちゃんとKちゃんでした。

随分大きく成長されていましたが、幼稚園時代から笑顔が素敵だった表情は変わらず、すぐにAちゃん!Kちゃん!とわかりました。

「もう6年生やね」と話していると、「覚えてくれてはる!」と喜んでおられました。

そして「先生は二つぐくりしてたよ」と聞き、私も一緒になって6年前を振り返りながら、懐かし話を楽しみました。

知っている先生を探しに園内を探検し、「懐かしい!」と言いながら、幼少期の頃に戻ったかのように滑り台を滑っている姿も見かけました。

このように卒園児の子どもが幼稚園に会いに来てくれるのは大変嬉しいです。

ふと思い出したときや、お喋りしたくなったとき、またいつでも遊びに来てくださいね。

カフェモカちゃん

止まって確認、右、左。

今日は年長児の交通安全教室がありました。就学前の健康診断も始まり、“もうすぐ小学校!”と、子どもたちの気持ちの上でも、少しずつ自覚が生まれ始め出した頃なので、「学校に行くときには、お父さんやお母さんと行くのかな?」の問いに「自分たちだけで行く!」という元気な返事でした。

会の初めの「学校まで歩いて行くときに気を付けることも教えてくださいますよ」という言葉に、子どもたちの聞く姿勢もキリッとして見えました。

歩道がないときに車道を歩く場合の位置を聞き、車は左側通行だから歩く側は右側通行をし、対面で車が来るのがわかるようにすることを理論的に学びました。

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道路を渡るときの注意事項も丁寧に教えてくださり、道路標識の止まれのマークを見せてくださいましたが、「これはどこにあるかな?」という警察の方の質問に「部屋の前!」と返事している子どもがいたのは、広野っ子だなあと思いました。

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廊下を通っている子どもと部屋から出る子どもがぶつからないように、部屋のドアの出入り口には各クラス、止まれのマークがついているので、今日一日の交通安全教室だけでなく、日常生活の中から子どもたちが安全に対する意識を深めてくれたらなあと思います。

ご家庭でも、お出かけの際の会話の中に交通ルールクイズなど、子どもが楽しみながら知識を得られる場を設けてみてはいかがでしょうか。

Maikka

スッキリ!笑顔

先週末の11月6日、広野幼稚園の講堂には

いつもと違った歓声が響いていました。

 

保護者会さま主催の第2回研修会は

「ファンサーキット&ファンキック」と題したエクササイズで、

体を動かし、心地よい汗を流されたのでした。

講師の森島様、谷口様、ありがとうございました。

 

軽快な音楽に合わせてダンスやキック・・・

日頃のお疲れが吹っ飛んだのではないでしょうか。

帰られる頃には皆さま、清々しいお顔で、私は

羨ましく見送らせていただきました。

 

毎日の子育てや家事、本当にお疲れ様です。

こんな素敵な「ひととき」があれば、また「がんばろう!」って

前を向けますよね。

お母さま方のたくさんの笑顔から私たち職員まで

元気をいただきました。

 

保護者会会長をはじめ、役員の皆さまありがとうございました。

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乗り気コラム

 

プロ野球選手と同じグラウンドに!

園長先生が書かれたブログにもありましたが、10月にあった運動会でお知らせしていたティーボール教室に参加してきました。京セラドームってどのあたり・・・?と、土地勘のない私は少々ドキドキしながら電車に乗り込みました。初めての場所なので行きの道中は遠く感じましたが、着いてみると駅からドームへとたくさんの親子が歩いていて気持ちが高まってきます。

「向こうではたくさんの人だから、どこに誰がいるかわからないだろう」という園長先生の言葉を聞いて、“ せっかく行ったのに子どもがわからなかったら嫌だなあ・・・”と、現地でジャージに着替えてスタンバイしていると、気づいた子どもが声を掛けてきてくれました。

到着すると、すでに親子でキャッチボールをして楽しむ姿でいっぱいです。朝、早くからすごい熱気に驚きました。

会が始まり、オープニングの中で “・・・ん?聞き覚えのある声が?”と、司会進行の方をよく見ると、今年の3月まで広野に来てくださっていたジャクパの野村コーチではありませんか!久しぶりに壮健なご様子を拝見し、懐かしくうれしかったです。

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主催者や女子プロ野球チームの京都フローラ、兵庫ディオーネの選手の方々が始球式ならぬ始打式をされた後、親子体操をしてウォーミングアップです。

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選手もたくさん来られていて、子どもたちに密に接してサポートしてくださっていました。去年の1月に、広野にもフローラの選手が来てティーボールを指導してくださっていたのを思い出し、勝手に親近感を持ってフローラの選手を見ている自分にミーハーだなあと思いました。

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子どもたちだけでなく保護者のバッティングタイムもあり、お父様方も子どもに戻った表情で取り組んでおられ、今回のイベントが家族間の会話を増やす共通体験をする楽しい時間だとしみじみ感じました。

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保護者のお誘いで、園長先生もバッティングされたのですが、右左、どちらでも打っておられたので驚きました。

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動きのある写真を撮るのが苦手なので、なかなか伝わりにくいかもしれませんね。。。

打つだけではなく、誰かが打ったボールを追いかけて走っている子どもたちも楽しそうで、競い合って捕っては投げていました。

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外はあいにくの雨でしたが、ドーム内は晴れやかな表情と歓声であふれていました。あまり野球のグラウンドに立つことがありませんので、次回があれば、また是非とも参加したいイベントでした。

今回、ご参加してくださった方々、ありがとうございました。

Maikka

 

京セラドームヘ

日曜日、大阪の京セラドームへ行ってきました。あいにくの雨の中、朝の7時に家を出て、

ドームに着いたのは8時半過ぎだったと思いますが、人影が見えないのでドームの外周を一周し、

場内に入ったときには、もはや準備体操が始まっていました。遅刻するのが大嫌いな人間としては、誠にお粗末なことでした。

入ってすぐに探したのは、広野の体操服を着て行くというK先生の姿でした。あの色ならすぐに分かるだろうと

思っていたからでした。遠目でその姿を見て、ほっと一息継ぎました。

この日、行われるティーボールは1993年、日本のJリーグが発足したのが、発端でした。

野球人口が減少するのが目に見えていましたので、(学生を連れて米国遠征を何度も行っていた)自分の弟が野球界で

行われているティーバッティングを野球への橋渡しをする一つのスポーツとして独立させ、早稲田の人脈を活用して、

政界や野球界の大物をトップに据え、普及活動に乗り出したのがスタートでした。

広野幼稚園はそのスタート時からかかわっておりまして、それなりに熱を上げた時期あったのですが、

初心者ほどバットを投げ捨てるなどの危険な行為が見られますので、実のところ、つかず離れずの立場をとってきたのでした。

この間、ベールボールマガジン社・スポーツ用品のミズノ・軟式野球のボールなどでおなじみのナイガイなどが、

より安全なボールやバットなどの用具の改良に取り組まれ、現在のものに固定しつつあるようです。

最近では、広野ではサッカー教室でおなじみのジャクパスポーツクラブがその普及に力を貸そうかなと

思っていただいているようでうれしい限りです。

前日に理事長から聞いた話では、打つだけであったティーボールから脱皮し、打った後、塁間を走り回るという

新構想も聞かされ、これなら、子どもたちにとってよりおもしろいのではないかと思っているところです。(詳細は、後日に)

いずれにしましても、“子どもたちにとってより易しいものを”と兄弟が別の世界で努力していることがおもしろいなあと

思っています。

最後になりましたが、ご参加いただきました皆様、遠路お疲れ様でした。ありがとうございました。

園長

待ちに待った遠足♪♪

今日は、れんげ組で八幡こども動物園へ遠足に行ってきました。

ぽかぽか暖かくてとってもいい天気のなか出発することができました!

 

バスの中からハイテンションな子どもたち☆

「どんな動物がいるかなぁ」「楽しみだね♪」とお友達同士でも会話を弾ませ

みんなの笑顔が絶えない様子でした。

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いざ着くと、きれいな紅葉がお出迎えです。

 

まずはドングリ拾いを楽しみました。

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幼稚園に落ちているドングリとは違う形のどんぐりがたくさんあって、おもしろかったですね。

 

動物園でも、大はしゃぎです!

みんながイメージしているゾウやキリン、ライオンなどの大きい動物がいる動物園とは違い、ヤギ、モルモット、ウサギ、クジャクなどの小動物がいる動物園なので、少し物足りなさはあるかもしれませんが、年少の子どもたちにとっては見やすくてピッタリでした。

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中でも一番人気だったのがおしゃべり九官鳥です。

「はろー!」と言うと「ハロー!」と返してくれたり

「やっほー!」と言うと「バイバ~イ!」と言われたりと

子どもたちは大興奮!!!

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「れんげ1くみ!」というのも試してみました。

すると「・・・イチクミ。」とだけ言ってくれてみんなで大爆笑!!!

 

「もうおもしろすぎる~!!!!」と

なかなか九官鳥への興奮がさめない子どもたちでした☆

 

お昼にはみんなでお弁当を食べて、その後も仲良く遊んで園に帰りました。

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とってもとっても楽しい遠足になりましたね♪

付き添いに来てくださったお母様、フリーの先生、運転士さん、今日は本当にありがとうございました。

 

 

ベルちゃんのともだち