スーパームーン(名月)を見に行ったはずが・・・

 

セントラルリーグの首位攻防戦、ヤクルト対読売ジャイアンツのテレビも7回裏、というおもしろい試合展開のなか、家をあとにしました。今日は中秋の名月ということで、世界文化遺産の一つ、京都の下鴨神社では、例年のごとく、名月管弦祭が開かれるということ、たまたまこの招待状を持っていましたので、時間に遅れるのはということで、市バスに飛び乗ったのでした。

出町柳まで乗り越し、少しバックします。その途中の出町の常林寺の荻の花を右手に見ながら、加茂川を横断しますと、そこが下鴨神社の参道につながる道です。

少々時間があったので、糺の森に入ってすぐの左手に、河合神社があります。ここは、美しくなりたい女性の参拝客の多いところですが、自分にとっては、別の目的があります。それは、古典の一つ、方丈記の作者、鴨長明(かものちょうめい)が(醍醐の近くの)日野の山中につくった、方丈が復元されているからです。この日も、再見を楽しみにおじゃましたのでした。

そこで、水木茂(ゲゲゲの鬼太郎)作の“マンが方丈記”を購入し、都会の中の原生林と言われる糺の森の雰囲気を味わいながら、ゆっくりと足を運びます。

一礼して鳥居をくぐると、今日に限って出るお店が7・8件並んでいます。まず、目に入ったのが、このところ特に有名になって来て、いつも店頭20人以上の客が並んでいる出町柳橋西詰の“ふたば豆餅”。ここではだれも並んでいませんので、これ幸いと一パック購入しました。ところが、6個入っていると思っていたのに、3個しか入ってなかったのは誤算も誤算でした。

名月管弦祭に寄せていただくのは、10年振りくらいでしょうか。以前、寄せていただいたときの思い出として、強烈に残っているのは、管弦祭の舞台の両側で焚かれる篝火(かがり火)。この舞い上がる火の粉を見た一人の子どもが「あっ、ホタルが飛んでる!」と言った言葉です。

このところ、子どもの言葉や行動の再編集を精力的に行っていますので、改めて、その記憶を新たにし、感動し直したのでした。

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園長