作文の会の全国大会の開会のご挨拶で

少し旧聞になるのですが、8月1日・2日に重要文化財の建物が立ち並ぶ、京都市内の西本願寺の境内にある龍谷大学の松原学舎において、日本の小学校の作文教育をリードしてきたとも言える綴り方教育研究会の全国大会が開催されました。

64回を数えるこの会は、全国の小学校の教員たちが自主的に集まり、運営されて来たもの、今回は300名を越えたということで、主催者方は大喜びの様子でした。京都での開催ということで参加された方も多かったようでした。

小学校の教員以外の参加者は数少ないなか、広野幼稚園からは3名が参加させていただきました。綴り方教育に生涯の多くの時間を割いてこられた宇治市のK先生からのお誘いに乗ったものです。このような機会を作っていただきました先生に紙上ではありますが、厚くお礼申し上げます。

2日目の帰り道での出来事は、当日のブログに書いたとおりなのですが、最近気が付いたことは、この大会の1日目に行われた会長先生による開会の辞の中に一通の小学生の作文(それも、全文)が読まれたのでした。

4年生の女の子が友達関係について書いたものでしたが、なんとなんと、この作者は大開小学校の在校生で、広野幼稚園の卒業生だったのです。開会の辞は、少し耳が遠いため、多分いいかんげんに聞いていたのでしょう。ひととき、せっかくのチャンスを逃がしそうになっていたのでした。

ところが昨日、職員室での今夏の研修会の報告会を行っていたところ、改めて、会長先生のご挨拶の原文を読み返しますと、見たことのある名前に出会ったのでした。少し自信がなかったので、以前に年長組の担任を持ったことのある先生にたずねますと、間違いがないということでした。

いずれにしても、卒業生の活躍は私たち保育者の励みです。久し振りのビッグニュースに職員室は沸き返ったのでした。

今では6年生になっておられるであろうN・Wさん、おめでとうございます。

ご両親様、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

園長

龍谷大龍谷大1

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