野球場(横浜)でやけどに!

土曜日の9時30分頃、横浜の山下公園の岸にいました。この日も気温が35度を越えるのではないかというのに、ご苦労様なことです。駅から乗ったタクシーの運転手さんが何と物好きなという呆れ顔で送り出してくれました。

この日は、午後の1時から新横浜のホテルで研修会がありますので、ぐずぐずはしていられません。暑いには暑いがさすがは港、通り抜ける一陣の風は心を和ませてくれます。

公園の草花を鑑賞し、自動的に散水されている芝生を横目に、氷川丸が停泊しているブリッジを眺めながら、先を急ぐともなく急ぎます。それには理由がありまして、ここから西、ほぼ1キロメートルのところに横浜球場があるのです。ここで、全国高校野球選手権大会の神奈川県予選の準決勝が行われているとタクシーの運転手さんから情報を得ていたからです。

神奈川県と言えば、横浜高校・東海大相模・Y(横浜商業)校・桐光学園など、近年は大阪と並んで多くの有名選手を輩出しているところです。県外からの内地留学生も数多いと聞いています。

そこを目指していたのですが、この途中に有名な横浜の中華街がありました。自分は知りませんが、さぞやおいしいお店がたくさんあるのでしょう。西のはずれに近い地久門の近くに、男の子なら一度は読んだことがあるであろう三国志の英雄、関羽を祭った関羽廟がありました。さほど大きくはありませんが、キンキラキン。さすがに明治維新早々に華僑の方が祭られたという由緒あるお廟です。お守りだけを買い求め、先を急ぎました。

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11時前だったのですが、球場についてびっくりしました。これから行うのは、アメリカの大リーグにも挑戦した松阪投手を輩出した横浜高校対、3年前の甲子園では9回で22三振を奪った、現在は楽天イーグルスのクローザー、松井投手の出身校である桐光学園高校です。めったに見られない大勝負です。

さすが野球場、観客席には日陰一つありません。文字通り炎天下の決戦です。レフトスタンドのオレンジ色のシートに座ったのですが、座っただけでお尻が火傷しそうな熱さです。

試合は、2回に横浜高校が先制点をあげたところで席を離れたのですが、研修会場に着いて気が付けば、たったあれだけの時間で真っ赤に焼けていました。低い鼻も真っ赤でした。これなら、子どもたちが天狗の絵を描こうとすれば、立派なモデルが務まるのではないかと思ったものでした。

園長

 

 

追伸  翌日の新聞で見たことですが、試合は予想通りの白熱戦、2点を先行した横浜を桐光が3-2と逆転したものの、終盤追いつかれ、結局は、横浜が4-3でさよなら勝ちでした。決勝戦の相手は、ジャイアンツの監督、原辰徳の出身校、東海大相模です。