卒園式を前に・・・2

 

先ほどのブログにもありました、広野幼稚園の卒園アルバムについて、卒園後にも幼稚園とのつながりを大切にできるようにとプレゼントがまだ2つあります。

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1つ目は、広野幼稚園宛の葉書があり「大きくなって、幼稚園のことを思い出したら、お手紙ください」とのメッセージが書かれています。大人になっていく子どもたちが、嬉しいことやお知らせがあった時には一緒に喜び、悲しいことがあった時や壁にぶつかった時には心の支えになれるように・・・との思いを込めています。

 

2つ目は、園長先生・年長時の担任の先生・お相手さんとの4ショットの写真です。個人のページに貼ってあるものとは別に、おじいちゃんおばあちゃんの分としてもう1枚お渡ししています。子どもたちの誕生を両親と同じくらい楽しみに待ちわび、温かい愛情で6年間どんな時も味方になって、見守り育ててくださったおじいちゃんおばあちゃんにも、成長した姿を感謝の気持ちを込めてプレゼントしてほしいからです。

 

これからも思いやりのある広野っ子たちでいてほしいと思います。

追伸

最後になりましたが、本日大掃除に来てくださった保護者の皆様ありがとうございました。

お陰様で気持ち良く卒園式・新学期を迎えることができます。お疲れがでませんように・・・。

 

卒園式を前に・・・

あと2日で年長児の皆さんは卒園ですね…

大切な時間を、友達や先生と楽しく過ごせましたか?

 

今日はいよいよ幼稚園を巣立っていく年長組のお友達に、年中児主催のお別れ会を各クラスで行いました。先週からカード作りや輪飾り作りに取り組み、頑張ってメッセージも書き添えました。「難しかったけど、年長さん喜んでくれはるかな?」と渡すのを楽しみにしていました。

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「ご卒園おめでとうございます。小学校へ行っても広野幼稚園のこと忘れないでね」と目の前にいるお兄さん、お姉さんにしっかりと伝えることができました。カードと輪飾りを受け取った年長組のお友だちも、嬉しそうにそのカードを見つめていました。その後は手紙のお返しをいただき、歌をお互いに贈り合ったり、年中児のトンネルをくぐったり・・・「うーんと背伸びしないと年長さんの頭ぶつっかてしまうね」と改めて1年の(成長の)差を子どもたちと感じました。

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そして、今は全保育者が年長児の部屋に集まり、卒園児のみなさんに渡すアルバムの準備をしています。いちご組や年少の頃のあどけないかわいい写真を見ながら、「うわぁ、○○ちゃんってこんなに小さくて、ほっぺたプクプク!」「よく泣いてたけど、しっかりしたお兄さんになったなあ…」と思い出話に花が咲き、なかなか進みません。小さかったみなさんが、無事に笑顔で卒園できますようにと願いながら準備しています。どうぞ、卒園式を楽しみにしていてくださいね。

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一人の子どもの心に(だけ)響く絵本も

 

 ある日のこと。おたよりぽすとを通して一人のお母様から担任に嬉しいお礼の言葉が届きました。それは、自分の子は最近メガネを掛けるようになったのですが、掛けることをとても嫌がっていたところ、一冊の絵本を読んでいただいたおかげで、今までとは打って変わって、喜んで掛けるようになったということでした。

 

  その絵本は、“めがねをかけたら”くすのきしげのり作、たるいしまこ絵で、小学館から出されたものです。絵本の右下には“おもいやりのこころを育てる”とは書いてありますが、このようなキャチコピーはそこかしこで見られるもので、さほど重要視する必要はありません。

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  また、この本は、広野幼稚園のどの年齢においても、子どもたちに読み聞かせるブックリストに入っている訳ではありません。しかしながら、広野幼稚園では、最近、“1年に1回だけ読み聞かせをすれば良い”という絵本を、意識的・積極的に集め、その時、その子どもにあった絵本を読み聞かせようと考えているからです。

 

  たとえば、3月11日の数日前には、昔から伝わる紙芝居“稲村(いなむら)の火”だけではなく、地震に関連した“ゆずちゃん”(ポプラ社)などの絵本とか、幼少期、少し変わった名前のためにからかいの言葉を掛けられ、嫌な思いをしたという絵本“しげちゃん”(室井滋作、長谷川義史絵)(金の星社)などです。

 

  天災時によく使われる“備えあれば憂いなし”という言葉通り、時に応じて一人の子どもの心に響く絵本もそろえ、よの深い関心を向けていきたいと思っています。